看護師を辞めたいと思って、動いたこと
京都市伏見区の完全個室のプライベートサロンmerです。
アロマを使ったリンパマッサージ・よもぎ蒸し・食事改善・ファスティングなどを通して体質改善のサポートをしています。
看護師セラピストがやってます♪
私は看護師の仕事を20年以上細々と続けてきました。
そして今は看護師セラピストとして双方のいいとこ取りをして、お客様の体質改善につながるお仕事をしています。
今回は、そんな私が看護師を辞めたいと思った理由や今に至る経緯をお話していきたいと思います。
看護師を辞めたいと思ったことは、実は何度もある!
看護師国家試験に合格し、早23年。
24年目に突入しているわけですが、実際24年目は今のところ2日しか看護師の仕事をしていません。
常勤・非常勤という形の仕事は3月末で辞めて、今は単発派遣という働き方をしています。
じゃ、現役看護師じゃないの?と聞かれることもあるのですが、私はあまり現役かどうかは重要視していないので、どっちだろうねぇ…と濁しています(笑)
私は看護師として転職を多分10回近くしてるんじゃないかなと思います。
私立の総合病院、国立の総合病院、中規模の総合病院、クリニック、新生児訪問、機能訓練型デイサービス(4つくらい行きました!)。
間には派遣登録して、高齢者施設や検診のお仕事もしましたね。
決定的に『私は看護師を辞める!』と決めて辞めたのは、1年目の1回だけです。
ホントにきっぱり辞めました。
1年目で色んなことがあり、私には向いていないと思ったからです。
そして、全く関係のないスーパーレジのパートをしていたんですが、半年近く経ったある日、仕事中に救急車のサイレンを聞いたんですね。
その時、ふと思ったのです。
3年間看護師の勉強も実習も頑張って、国家試験も合格して、私、ここで何やってるんやろう…って。
患者さんが少しでも楽になってもらえるような看護をしたいって思っていたのに、ここでの仕事は私の本当にやりたいことじゃないんじゃない?って。
そこからすぐに看護師に復帰しました。
その後、出産や子育ての中で、その時々に合った職場を転々としました。
そのたびに、本当に看護師を辞めたいのか、向き合ってきました。
看護師を辞めたいと思った理由①身体がしんどい
もう、これはその通りですよね。
とにかくしんどいんです。
大変なんです。
特に夜勤をしていた時は。
元々虚弱な私には本当に合ってなくて、無理に無理を重ねていました。
看護師は女優なんで、どれだけしんどくても顔や態度に出してはいけません。
妊娠、出産、子育てをする中で限界がきて、辞めることを決断しました。
しかし、辞めるまでに何やかんや1年引き延ばされてしまいました。
結局、夜勤のある総合病院での仕事は5年間で辞めました。
さて、総合病院での仕事をやめて、次は何をするかを考えた時、不思議なもので、やっぱり看護師の仕事を探している自分がいました。
そう。看護師の仕事が嫌なわけではないんです。
身体がしんどかったんです。
なので、結局看護師は辞めず、中規模の総合病院のパートに行くことにしました。
これまでの夜勤ありの正社員と比べて、身体は本当に楽でした!
こんなに違うのか、と驚きました。
身体がしんどくて看護師を辞めたいと思っている方は、働き方を変えるという手もあると思います。
看護師を辞めたいと思った理由②家事・子育てとのバランス
中規模の総合病院でのパート勤務を順調にこなして1年、二人目を妊娠しました。
悪阻や切迫早産もあり、続けるのが難しく、妊娠中に退職しました。
二人目を出産後、1年ほどで近所のクリニックにパートで行くことにしました。
週3回の午前診だけの募集だったので、二人の育児をしながらも両立することができ、また、スタッフにも恵まれていたということもあり、毎日楽しく働かせていただきました。
子供が二人とも小学生になると、時間的に余裕が出てくるようになり、新生児訪問や保健所でのお仕事を副業的に始めました。
ただ、この掛け持ちもまぁまぁ色々と大変で、一つのところでしっかり働けるところを見つけたくなりました。
言い方は悪いですが、この時はちょっと看護師の仕事も飽きてきたというか、別の仕事もしてみたいなと思って探したりしてみたものの、結局融通がきき、お給料面でもやはり看護師の仕事の方が良かったので、看護師は続けることにしました。
看護師という職業はたくさんの働き方・働く場所があるので、ライフスタイルにあわせて転職するのもよいと思います。
看護師を辞めたいと思った理由③できることが限られる
これです、これ。
これに気づき始めてから、看護師を辞めたいという思いが強くなりました。
看護師の仕事は『診療の補助』と『療養生活の援助』です。
そして、医師の指示のもと行う仕事がほとんどなのです。
また、病院というところは、病気になった方が来るところであり、私がずっとやりたかった健康な部分を伸ばす看護はなかなかできないのが現状でした。
自分の想いと、実際の現実のギャップが埋められず、限界を感じていました。
また、私の中の問題もありました。
私の中の『看護師の仕事』は、看護学校で習ったことや、病院勤務でやってきたこと、であり、自分が独自で勉強してきた食やセルフケアの考えは、看護師という仕事をしている中では生かすことができませんでした。
看護師という仕事の枠を自分の中で作ってしまっていて、そこから飛び出すことが出来なかったんですね。
そこも、看護師という枠組みのなかでの限界を感じてしまった要因の一つです。
看護師を辞めたいと思った理由④雇われているということ
③に加えて、この『雇われていること』という概念にも難しさを感じる出来事がありました。
一つ目は、デイサービスでアロマを使ったイベントをやった時のことです。
当時、私はまだアロマの勉強は始めていなくて、ただ興味はあったので自分でアロマを使ったりはしていました。
そのデイサービスには、アロマのインストラクター資格を持っている介護福祉士の方がいて、アロマを使ったイベントを企画されたんです。
私もすごくいい!と思って協力させていただいて、利用者様もすごく喜んでいただけたんです。
中には、家でもアロマを使ってみたい!とおっしゃられ、近くのアロマのお店に買いにいかれた90代の女性もおられるほどでした。
2回目もやってほしいとのお声が多かったので、また企画していたのですが、管理者からNOが出ました。
理由は経費がかかるから。
確かにアロマは買っていただきましたが、1000円くらいのもので、1回目で使い切っているわけでもありません。
他に手間賃などもいただいてもいません。
でも、管理者がNOといえば、利用者様がやってほしいと言ってくださってもNOなのです。
これが現実なんだな、と思いました。
もう一つは、デイサービスで同僚が理不尽に給料を引き下げられたことです。
デイサービスというのは、ほとんどが介護職で、そのデイには医療従事者が私とその同僚しかいません。
そして、医療従事者はどうしても介護職よりお給料が高くなります。
そこもまた、経費の話が出てくるんでしょうが、あれこれ理由をつけられて同僚は結構な金額を下げられました。
結局、その同僚は、自分の長年の仕事が認めてもらえなかったことが悲しいと、辞めていきました。
それを傍でみていて、何もできない自分にもどかしかったし、雇われるということはこういうことなんだな、と感じてしました。
看護師を辞めたい!と思って結局どうしたのか?
今の状況では、やりたいことが出来ない、自由度も低い。
そう感じた私は、一旦看護師の仕事を辞める決意をしました。
それと同時に、興味のあったアロマやリンパマッサージの勉強ができる環境が現れたんです。
なので、そこに乗っかったおかげで、今看護師セラピストとして道が開けていった、ということです。
ただ、実際は完全に辞めたわけではなく、コロナが大流行しましたので、こんな時こそ看護師としてお役に立てるのではないかと思い、保健所の電話対応の仕事を2年半続けました。
結果として、看護師として従事しながらアロマやリンパマッサージなどの勉強を重ね、経済的にも助かりました。
そして、今現在。
看護師のお仕事もすきです。
ただ、看護師セラピストとしての活動、お仕事をもっとやっていきたいという思いが強くなり、看護師の方は単発派遣に登録して、やりたい看護の仕事があった時には行けるようにしています。
結果、そこもいいとこ取りをしている、ワガママな私です(笑)
看護師を辞めたいと思っているあなたに、私が言えること
いろんな理由で看護師を辞めたいと思っておられる方もおられると思います。
実際、私の周りやお客様でも、辞めてセラピストになる方も複数人おられ、ご相談にのることもありますし、辞めたいけど辞めれないと辛そうな方もおられます。
状況は人それぞれなので何とも言えませんが、まずは自分を十分にいたわってあげてください。
看護師という職業は、高度な知識と技術が求められ、また、患者様に寄り添う尊いお仕事です。
その分、常に緊張もするし、身体も心もすり減らしてしまうこともあるでしょう。
自分が整っていないと、自分がどうしたいのかは導けません。
あれこれ考えて、堂々巡り。
結局決めれない、動けない。
そんなことも多いと思います。
自分をいたわりながら、看護師という仕事、自分のやりたいこと、ゆっくり向き合っていかれたらいいのではないかと思います。
そして、導かれた答えはどれも正解です。
看護師を続けることもよし、看護師を辞めることもよし、です。
自分で選んだその道を正解にしていったらいいし、また迷ったり、違うなと思えば、立ち止まったり修正したりすればいいだけのこと。
一旦辞めても、私のようにまたやりたくなるかもしれないですからね。
それもぜーんぶOKなんですよ!
最後に
今回は、私の経験から、看護師を辞めたい!にフォーカスをあててお話してみました。
人のために頑張る仕事だからこそ、ご自身のことも同じように大切にしていただきたいなと思います。
カラダやココロのメンテナンスはもちろん、同じ看護師だからこそできるお話もあると思いますので、私でよければぜひご相談いただければと思います